文字サイズ: 標準 拡大
背景色:

歯科口腔外科

歯科口腔外科とは?

 患者さん中心の病院理念と共に、地域のニーズにあった紹介型の病院機能として、

  1. 抜歯、嚢胞、歯性感染症から口腔腫瘍に至るまで咬合・咀嚼機能の回復に重点を置いた外科治療
  2. 他科とも連携した救急医療(歯牙・顎・顔面外傷)
  3. 全身疾患を有する患者さんの歯科治療
  4. 口腔全身との関わりの深い粘膜疾患
  5. 口腔心身症
  6. 口腔ケアに始まる摂食・嚥下障害に対する機能回復
  7. 矯正歯科と連携した顎変形症治療
  8. 他院との連携を視野に入れた睡眠時無呼吸への対応
  9. オプション治療としての歯科インプラントなどを担当します

 上記に加え小児歯科および障害者歯科を担当できる常勤医がおり、日本障害者歯科医療学会認定施設でもあります。

 特に、高知県歯科医師会の先生方との間では「歯科医療連携システム」を発足させ、高知県医師会の先生方共々地域連携室を通じたよりきめの細かい対応を心掛けます。

担当医

常勤
名前 役職 資格
立本行宏
昭和63年朝日大学歯学部大学院卒
部長 歯学博士
日本口腔外科学会専門医・指導医
日本有病者歯科医療学会認定医・指導医
JBCT日本がん治療認定医機構がん治療認定医(歯科口腔外科)
日本口腔科学会(暫定)認定医・指導医
歯科医師臨床研修指導歯科医
朝日大学歯学部非常勤講師
日本病院歯科協議会四国地区理事
銅前 昇平
平成10年長崎大学歯学部卒
科長 歯学博士
日本口腔外科学会専門医・指導医
JBCT日本がん治療認定医機構がん治療認定医(歯科口腔外科)
日本口腔科学会(暫定)認定医・指導医
インフェクションコントロールドクター(ICD)
歯科医師臨床研修指導歯科医・プログラム責任者
立石 善久
平成11年徳島大学歯学部卒
主任医長 歯学博士
日本口腔外科学会専門医・指導医
日本口腔腫瘍学会口腔がん専門医
国際口腔顎顔面外科専門医(FIBCSOMS)
JBCT日本がん治療認定医機構がん治療認定医(歯科口腔外科)
歯科医師臨床研修指導歯科医
原 慎吾
平成13年大阪大学歯学部卒
主任医長 医学博士
日本口腔外科学会専門医
JBCT日本がん治療認定医機構がん治療認定医(歯科口腔外科)
日本口腔科学会(暫定)認定医
日本有病者歯科医療学会認定医
日本顎変形症学会認定医(口腔外科)・指導医(口腔外科)
歯科医師臨床研修指導歯科医
福留 麗実
平成12年朝日大学歯学部卒
主任医長 日本小児歯科学会認定医
日本障害者歯科学会認定医
歯科医師臨床研修指導歯科医
日本口腔ケア学会4級
野村 佳世 医長  
金本 栄華 専攻医  
非常勤
名前 役職 資格
田辺俊一郎   朝日大学歯学部口腔インプラント科前教授
鈴木康男   高知県歯科医師会歯科保健センター

専門外来

お口の悩み相談(第2、4水曜日午後)

 セカンドオピニオンをはじめ日々の生活に障害となる様々なお口の悩み(口腔乾燥、舌痛症、嚥下障害含む) に対応します。(担当:立本)

顎変形症(矯正歯科医からのご紹介随時)

 術前にCT撮影した画像を診断用シミュレーションソフトにて詳細な解析を行い、 矯正歯科医と治療計画を立案し、術前の手術シミュレーションを行います。

 他の睡眠医療関連施設と連携し、口腔内装着作製や顎変形症との関連を検討します。

障害者歯科外来(毎週金曜日)

 重篤な全身疾患を有した患者さんの歯科診療を行います。

 その他にインプラント、口腔腫瘍、顎関節症、さらに院内外の医科・歯科連携として周術期口腔機能管理にも個別に特殊外来として時間帯を設けています。院内外の医科・歯科連携として周術期口腔管理にも対応しています。

研修機能

平成18年度より歯科初期臨床研修施設となり、単独型および管理型の臨床研修プログラムがあります(定員2名)。 四国では数少ない日本口腔外科学会、日本有病者歯科医療学会の認定施設として日本口腔外科学会認定医、専門医、有病者歯科医療学会認定医、専門医の資格取得が可能です。 高知大学や岡山大学の口腔外科、朝日大学口腔インプラント科とも連携し、臨床研究にも積極的に関わって行きます。 優秀で情熱のある次世代を担う若い歯科医師の養成に力を入れています。

(特に2年目以降の研修希望者は可能な限り受け入れたいと考えています)

歯科口腔外科診療統計

患者数
入 院(年度) 2015 2016 2017 2018 2019
延患者数
(人)
1888 2091 1672 1403 1464
1日平均
(人)
5.2 5.7 4.6 3.8 4.1
平均在院日数
(日)
13.1 11.2 10.1 9.3 8.7
全身麻酔手術件数
(件)
100 110 92 91 81
外 来(年度) 2015 2016 2017 2018 2019
延患者数
(人)
16465 18734 18359 18587 18522
1日平均
(人)
67.8 77.1 75.2 75.6 76.5

歯科口腔外科 後期研修医募集

募集人数

<専攻医>
 (卒後3年目以上)1名(年度ごとに決定)

 <研修医>
  (卒後2年目)2名(研修医の欠員状況により決定)
  ※詳細は、初期臨床研修医(会計年度任用職員)-歯科医師をご確認ください。

採用条件

当院規定(後期研修医の項参照)
 当院は、院外紹介をメインとした口腔顎顔面領域の疾患に対する専門的治療を中心とし有病者、障害者歯科診療なども行っており、院内外の医科歯科連携にも積極的に取り組んでいます。初期研修を終えた卒後3年目以降の先生で、将来病院歯科で勤務したい方を主な対象にさらなる研鑽を積みたい方を募集します。(なお、他施設で1年の初期研修を受けた方で、当院で2年目の研修を希望される方についても、面接を行い院長の許可があれば当院単独研修(2年間)の2年目に「編入」することも可能です。研修内容は他項目で確認して下さい)
 当院歯科口腔外科は日本口腔外科学会や日本有病者歯科医療学会の認定研修施設となっています。これらの認定医や専門医を目指そうと考えている方には、嚢胞、口腔腫瘍、外傷、薬剤関連顎骨壊死、顎変形症はじめ種々の口腔外科疾患症例、有病者の全身管理症例が満遍なく経験でき、学会発表や論文発表も開院以来継続して行っています。
また当院は、平成29年度に運用開始された患者支援センターが入院管理を統括する役割を担うことにより口腔ケアをはじめとする周術期口腔機能管理の充実、さらにNSTあるいは摂食・嚥下といった多職種のチーム医療への関わりも当科の重要な診療項目となっており、これらの分野に従事したいと考えている意欲ある若い力も必要となっております。
 出身大学の垣根を越え、臨床経験の違いも加味しながら、共に学ぶ意欲のある方との出会いを待っています。希望者は、事務局あるいは部長の立本まで問い合わせて下さい。見学は随時歓迎致します。

処遇
  • 1. 報酬

3年次(歯科)390,000円

  • 2. 服務(勤務時間・休暇)

勤務時間;午前8時30分~午後5時15分(うち休憩60分)

休日;土日祝日、年末年始(12月29日~1月3日)

有給休暇;年次休暇10日、夏期休暇5日(7月~9月)、特別休暇(忌引、生理休暇等)

  • 3. 諸手当

3年次;40,000円(毎月)

50,000円(6月、12月の年2回)

※その他、時間外勤務手当等、特別手当有り

  • 4. その他

社会保険;健康保険、厚生年金、雇用保険、労働者災害補償保険法の適用有り、公務員

災害補償法の適用有り

健康診断;有(年2回)

医師賠償責任保険;病院加入有り(個人加入は任意)

問い合わせ先

〒781-8555 高知県高知市池2125番地1

高知医療センター 事務局 臨床研修担当

E.mail:kensyucenter(a)khsc.or.jp (a)を@に変えて送信して下さい

高知医療センター頭頸部疾患診療部長 立本行宏

電話:(088)837-3000

FAX:(088)837-6766