文字サイズ: 標準 拡大
背景色:

高知県周産期医療連携

 一般の産科医療機関で健診を受けていても重い合併症を持つ妊婦さんや異常分娩、新生児疾患などの発症が予想される場合、当院(総合周産期母子医療センターに指定)や高知大学医学部附属病院など周産期高次医療機関への転院が必要になる場合があります。また、産婦人科を未受診の妊婦さんが飛び込み出産をするなど危険な分娩の取り扱いが増えていることから、高知県では平成18年12月から、母体および新生児の医療機関ごとの受け入れ可能情報を公開した「高知県周産期医療情報システム」の運用を開始し、適切かつ迅速な医療が提供出来るよう取り計らっています。

1.妊婦さんが病院外で救急医療が必要になった場合の対応

かかりつけ医がいる場合(図1)

 まず、かかりつけ医に連絡を取り、指示に従って下さい。

かかりつけ医がいない、またはかかりつけ医の受診が困難な場合(図2、3)

 高知救急医療情報センターに問い合わせし、受診可能な医療機関の指示を受け受診して下さい。救急車利用の場合は、連絡を受けた救急隊がこうち医療ネットまたは高知救急医療情報センターから医療機関情報を把握し、受け入れ可能な医療機関に連絡を取り搬送します。

高知県周産期医療情報センター専用電話 088-825-1299

2.医療機関からの母体搬送システム

 高知県周産期医療情報システムの空床情報を参考に受け入れ可能な病院に連絡後、搬送します(図4)。

 全ての搬送先病院が満床の場合は当院が搬送先をコーディネートします(図5)。